|収納をデザインする
必要な場所に必要な量の収納があるのはとても大切なことです。しかし、「スペースがあればどこでも収納にすればいい」というのはちょっと違うかなと考えています。
特にリビングやダイニングの収納計画は大切です。過不足のない収納量を確保した上で、お客様をお迎えする適度なオシャレ感もほしいし、ご家族がゆっくりくつろげる空間になっている必要もあるからです。
例えば、収納を重視するあまり、リビングの至る所に高さや幅もバラバラの収納扉やクロゼット折戸を取付けてしまうと、なんだか取って付けたような印象のお部屋になってしまいますね。
また、ソファでくつろいでいる人の横をいつも誰かがパタパタ歩く、扉をバタンパタンと開閉していく。慌ただしくて落ち着かないのではないでしょうか。
くつろぐスベースの収納はできるだけ要所要所に集約して、スッキリ見えるよう建具の幅・高・色は揃えたほうがよいと考えています。さらに、小物収納に関しては造作家具をデザインしてオシャレな空間演出に一役買ってもらうのもお薦めです。
収納をデザインすることでお部屋はいっそう素敵になると考えています。
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